症状を引き起こす要因

考えこむ人形

適応障害になる原因はストレスなどがありますが、環境面における原因も多々見られています。それが周囲のサポート不足です。引越しに関するストレスが続いてしまう場合、家族に悩みを相談してもうまく受け止められないことが要因になります。引越しをして辛いと思う気持ちを打ち明けるのは家族が一番ですが、その家族がきちんと受け止めてくれなければ自分でストレスの問題を解決する必要があります。しかし、不安な状態であればその良い解決策を見出すことができないこともあります。その結果誰にも相談できずに不安感だけが煽られた状態になってしまいます。

仕事は社会や家庭、将来ともつながり、不安やストレスがたくさん生じてしまいます。しかも組織的なものなので、適応障害に悩む人がいたとしても対策できない状況に陥ってしまうこともよくあります。昔は仕事といえば働く時間も年齢も決められていない環境でした。その状況が長く続き、労働環境が法律や社内法規などで整えられてきたのです。実に産業革命が起きて家内工業ではなく労働者を雇いはじめて何百年か経過した時に今の状態にまで環境が整備されました。昔は精神医学は今よりも発達していなかったため、適応障害と診断される人はいなかったかもしれませんが、今も昔も同じく多くの人がこの適応障害に悩んできたと思っても良いです。今では人権や労働に関する権利が主張しやすい法律が整えられているので、環境を変えることはできます。しかし組織はすぐには変わることはありませんので、全て思い通りに行くとは限りません。

仕事や家庭の用事で多忙な人が適応障害にはなりやすいですが、その他にも個人的なストレス耐性への違いもあります。精神的な弱さといっては語弊がありますが、精神的なストレスを受けたとしても症状が出ない人がいるので、やはりストレスに対しては個人差があると言わざるを得ません。精神的に未熟な状態で厳しい環境に置かれたとき、ストレスに負けてしまう場合があるので、子供には十分に気をつける必要があります。