確実に治療していく

サムズアップする医師

適応障害の治療はどのように行なわれるのかというと、ストレスを生み出している要因を除去すること、そしてストレスに対する耐性を徐々に強めていくことで行なわれます。セクハラや過重労働などがあるならそれを除去できるように取り組む必要があります。転職は一つの方法なので、もっと良い状況が作れるように検討してください。しかし、家族のこととなるとこれまで生きてきた人生に関わることにもなるので、単純にストレス因子を取り除くという治療法は適応できません。取り除いたとしても新しい環境でまた同じような問題にあたってしまうことはよくあることです。回避し続けることができないのであれば、また違う方法をとらなければなりません。

適応障害は本人のストレスに対する強さが大きく関係してきます。子供や思春期に入った人が適応障害を発症する理由には、まだ精神形成が未熟であるという要因が上げられます。実はこれは年齢には関係しません。大人でもストレスに対する受け止め方が異なり適応障害を発症させてしまうことからも分かります。人生経験を多く積んで挫折を味わっている人だと発症しにくいことが分かっており、人生においてある程度失敗をすることも大切です。今から失敗をするというわけではなく、無意識的に失敗を避けてきたのではないかと気づくことが大切です。失敗をしたとしてもうまくいく方法があることを知れば、ちょっとしたストレスには耐えられる心をつくることができます。こういった思考・行動パターンはまず気付かなければなりません。

適応障害では服薬も多くされますが、本人の適応力を高めるためにカウンセリングがよく行なわれるのも適応力を高めるために必要なことです。そのために認知行動療法が使われています。認知行動療法はメンタルヘルスクリニックでは行なっていない場所もあるので、よく調べてみましょう。専門家に頼ることで、ゆっくりですが確実にストレスに対する心持ちを強くできます。肝心なのは焦らないことです。適応障害は対応を間違えてしまうと再発する場合もあります。