会社でできる対策

男性医師と女性医師

最近では新型うつなども出てきているように、精神的な疾患によって社会的な適応ができないことに悩む人が多くなってきています。そのため、精神的な病気に関する知識が一般にも広がっているのです。研究も進んでおり、年間何人の人がうつ病や適応障害に悩んでいるのか、何人が治療中なのかが明らかになっています。精神科では患者総数の実に1割の割合の人が適応障害を患っていると考えられています。気分障害やうつ病、適応障害で通院する人の数は95万人だといわれています。これは実に平成10年代と比べると2倍以上になっているのです。適応障害はその後うつ病になる確率が高く、うつ病は適応障害よりも治るまでに期間が必要です。

もし家族や社員など、周囲の人に適応障害の症状が出てきているときにはどうすれば良いのか迷ってしまいます。そんな時はまず対象者の相談に乗れるような体制を整えましょう。相談したのに受け入れてくれなかったとなると、患者はその後も相談しにくいです。うつや不安を抱えていると周囲の人に受け入れられないのではないかと不安に感じることもありますので、そうなるともう二度と相談してくれない可能性があります。会社であれば休日を受け入れ、その後職場に戻ってくる方策も提案することが大事です。こういったことは急には作ることはできませんので、社員に適応障害の人が出てくる以前に対策しておくべきです。しかし、過剰な配慮をすると余計に気を使ってしまうこともあるので注意しましょう。

会社が対応できる適応障害への対応といえば、メンタルヘルスチェックを会社全体で行なうという方法でも実施されています。大企業では既に実施されているところも多いですが、健康診断の他にもメンタルヘルスチェックを定期的に行なっている場所も多いです。特に、パイロットなどうつ症状が行動と重大に結びつくタイプの職業にはこういったメンタルヘルスチェックは必要不可欠です。会社でストレスの原因を見つけ、早めに見つける方法を知ることはとても大事なことです。